クロリン(英: chlorin)は、大員環化合物の複素環式芳香族炭化水素である。核は、3つのピロールと1つのピロリンが4つのメチン基で繋がった構造を持つ。クロリンは大きな芳香環であるが、ポルフィリンとは異なり、環の外周全体でみると芳香族性をもたない。
マグネシウムを含むクロリンは、クロロフィルと呼ばれ、葉緑体の中心となる光感受性色素である。
大員環の構造となる2つのピロールと2つのピロリンでできた関連化合物は、バクテリオクロリン及びイソバクテリオクロリンと呼ばれる。
その光感受性のため、クロリンは、光線力学療法の感光剤として用いられる。
関連項目
- テトラピロール
- コリン
出典



