大炊御門 信宗(おおいのみかど のぶむね)は、室町時代前期から中期にかけての公卿。内大臣・大炊御門宗氏の子。官位は従一位・内大臣、贈太政大臣。大炊御門家14代当主。
経歴
応永25年(1418年)1月従三位となり、公卿に列する。応永26年(1419年)3月陸奥権守を兼任。応永28年(1421年)正三位・権中納言、応永32年(1425年)従二位・権大納言に叙任される。永享元年(1429年)右近衛大将を兼ね、さらに左近衛大将に転じる。永享4年(1432年)1月正二位に昇り、8月内大臣に任じられたが、11月左大将を辞任し、翌年(1433年)10月内大臣を辞任した。嘉吉2年(1442年)1月従一位に昇叙。享徳2年(1453年)に出家したが、その後の消息は明らかでない。
後土御門天皇の養外祖父であることから、文明12年(1480年)1月26日に太政大臣を追贈された。『宣胤卿記』によれば、当日は信宗の十三年忌に当たるという。
系譜
- 父:大炊御門宗氏
- 母:不詳
- 妻:不詳
- 養子
- 男子:大炊御門信量 - 三条実量の子
- 女子:大炊御門信子 - 藤原孝長の娘、後花園天皇下臈

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