白金駅(しろかねえき)は、岐阜県関市下白金にあった名鉄美濃町線の駅。
2005年4月1日をもって美濃町線が廃止されたため、廃駅となった。岐阜方面から当駅を終点とする列車が一日数本存在した。
旧駅前には関市内巡回バスわかくさ・小金田線の長谷部商店前バス停がある。
当駅は交換可能駅ではあったが日中30分ヘッドでの運転では列車交換は行われておらず(朝夕の15分ヘッドのダイヤでは交換)、当該時間帯は下芥見 - (当駅) - 赤土坂で併合閉塞が行われていた。
歴史
美濃町線の前身である美濃電気軌道の駅として、路線が開業した1911年に開設された。1955年ころからは無人駅となっている。
- 1911年(明治44年)2月11日 - 美濃電気軌道の神田町駅(のちの岐阜柳ヶ瀬駅) - 上有知駅(のちの美濃駅)間の開通と同時に開業。
- 1930年(昭和5年)8月20日 - 美濃電気軌道が名古屋鉄道(初代。同年中に名岐鉄道に改称し、1935年より名古屋鉄道に再改称)に合併。同社の美濃町線の駅となる。
- 1955年(昭和30年)ころ - 無人化。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 美濃町線の廃止に伴い廃駅。
駅構造
無人駅で、ホームは低床相対式の2面2線。関方面は一線スルー。岐阜方面ホーム上にのみ待合所がある。各ホームへは、駅すぐ東の踏切から入るが、ホーム同士も線路を渡る通路でつながっている。
ホーム間の線路跡の部分には、現在ソーラーパネルが並べられている。
配線図
利用状況
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は563人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中269位、 美濃町線日野橋 - 美濃間(14駅)中4位であった。
駅周辺
駅西方600メートルで、長良川の支流である津保川を鉄橋で渡っており、美濃町線撮影の名所だった。
- 関山田簡易郵便局
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 美濃町線
- 上芥見駅 - 白金駅 - 小屋名駅
脚注
参考文献
- 徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く-惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 978-4-53305-883-7。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧



