船木 謙一(ふなき けんいち)は、日本の作曲家、編曲家である。舩木 謙一と記されているケースもある。
来歴・人物
1969年(昭和44年)頃から、ビクターレコード(日本ビクターの音楽部門、現在のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)を中心に編曲家として活動する。
1975年(昭和50年)、輪島功一のシングル『涙の中から』や大谷ひで子『着たきりすずめ』、冠二郎『忘却の旅』等の編曲を最後に、本名義での活動がみられなくなる。 1975年12月15日、死去した。
日本音楽著作権協会(JASRAC)の公式ウェブサイトによれば、船木は同協会の信託作家ではない。
おもな楽曲
特筆以外はシングル、編曲作品、提供先の歌手名の50音順による一覧である。JASRACには2017年5月現在、5曲の作曲作品が登録されている。
- 青江三奈
- 『昭和おんなブルース』(作詞なかにし礼、作曲花礼二、1970年発売) - 第12回日本レコード大賞作詩賞受賞曲
- 梓みちよ
- 『売れ残ってます』(作詞増永直子、作曲鈴木淳、1970年発売)
- 安倍律子
- 『愛のきずな』(作詞加茂亮二、作曲鈴木淳、1970年発売) - 第12回日本レコード大賞新人賞受賞曲
- アン真理子
- 『恋のプリンセス』(作詞原由記、シングル『悲しみは駈け足でやってくる』B面曲、1969年発売) - 作曲・編曲
- 『太陽は知らない』(作詞阿久悠、作曲三木たかし、1970年5月発売)
- 『三丁目の真理子』(作詞みなみらんぼう、1970年発売) - 作曲・編曲
- 榎本美佐江
- 『浜木綿小唄』(作詞佐伯孝夫) - 作曲・編曲
- 大谷ひで子
- 『北国の街』(作詞山口洋子、作曲彩木雅夫、1974年発売)
- 『着たきりすずめ』(作詞山口洋子、作曲関戸公明、1975年発売)
- 大津美子
- 『優雅なる求愛』(作詞原由記、1969年発売) - 作曲・編曲
- 『涙と星の対話』(作詞みやたせいろう,作曲関原京介、1969年発売)
- 冠二郎
- 『大演歌』(作詞四条宏美、作曲猪俣公章、1971年7月発売)
- 『哀愁東京』(作詞・作曲宮川としを、1973年11月発売)
- 『玄海別れ唄』(作詞瀧竜二、作曲千葉毅、1974年7月発売)
- 『忘却の旅』(作詞・作曲宮川としを、1975年3月発売)
- 西城浩二
- 『はじめてだから』(作詞山口洋子、作曲藤本卓也、1971年発売)
- 沢リリ子
- 『ひとりぼっちのはやり唄』(作詞西山正清、作曲小沢真与志)
- 三条アンナ
- 『第一章・涙』(作詞サトウ・ハチロー、作曲寺岡真三、1969年11月発売)
- 『第二章・祈り』(作詞サトウ・ハチロー、作曲三条アンナ、1970年5月発売)
- 『女は生まれて恋に死ぬ』(作詞・作曲みなみらんぼう、1970年11月発売)
- 純エリ子(藍美代子)
- 『初めての約束』(作詞中村小太郎、作曲鈴木淳、1970年11月発売)
- 杉本美樹
- 『女番長流れ者』(作詞すずきすずか、作曲水木京子、1972年11月発売)
- 田村ひろみ
- 『さよならがいえない街』(作詞伊藤アキラ、作曲鈴木淳)
- 『雨がくれた恋人』(永井秀和とデュエット、作詞山口あかり、作曲井上忠夫)
- 原みつるとシャネル・ファイブ
- 『稚内ブルース』(作詞・作曲藤本卓也、1971年7月発売)
- アルバム『稚内ブルース』(1971年発売) - 全曲アレンジ
- ザ・ブレッスン・フォー
- 『トリプルファイターの歌』(作詞東京一、作曲宮内国郎、1972年発売)
- 別所夏子
- 『甘い関係』
- 真樹エリ子
- 『アカシヤの花咲く北国の街』(作詞青木久子、作曲彩木雅夫、1972年発売)
- 『そして』(1972年発売)
- 麻里圭子
- 『ケンタウロスの子守唄』(作詞筒井康隆、作曲山下洋輔)
- 『ぼくのうちのロボット君』(作詞真鍋博、作曲宇野誠一郎)
- 『宇宙サーカス団』(作詞真鍋博、作曲宇野誠一郎)
- 『アンタレス星人のうた』(作詞筒井康隆、作曲山下洋輔)
- 三田明
- 『振り返ってみたけれど』(作詞山口洋子、作曲藤本卓也、1970年12月発売)
- 森本和子
- 『新宿エレジー』(作詞山口洋子、作曲関戸公明)
- 『ネオン舟』(作詞宮川哲夫、1974年発売)
- 輪島功一
- 『涙の中から』(作詞川内康範、作曲北原じゅん、1975年発売)
脚注
出典



