高崎グラフィティ。』は、2018年の日本映画。

概要

日本大学芸術学部映画学科に通う川島直人のもとに、同大学の演劇学科に通う女優の佐藤玲からTwitterで「一緒に何か作ろう」と声をかけたことがきっかけで企画が開始する。佐藤は自身のブログで「日芸のレベルが落ちてきていると言われがちなのを見返したくて」声をかけたと記している。当初は何を作るかも決まらず1年半経ったころ、川島が第1回未完成映画予告編大賞をみつけ、応募することが決定する。応募条件には特定の地域名をタイトルに入れること、その地域のカットを作品中に入れることがあった。高崎市を選んだのは、撮影を担当した武井俊幸の地元であることがきっかけ。高崎市について、「僕自身、東京から近い場所にいて、あまり東京に対し夢も何も持ってなかったんですが、大学に入ったら、意外と地方から来た人たちが、東京に夢を持ってて、この差が面白いと思って、関東圏内の高校生たちの話がやりたいと思いました」「山に囲まれて閉塞感があるし、道路も電車も東京につながっているのに、すごく遠くに感じる部分もある。」と発言している。

第1回未完成映画予告編大賞に応募した同タイトルの3分間の予告編がグランプリを受賞。予告編をベースに本編の製作が開始されたが、佐藤以外のキャストは新たにオーディションによって選ばれている。撮影は全て高崎市で行われ、撮影には高崎フィルム・コミッションも協力している。全編高崎市ロケの映画は史上初。

第32回高崎映画祭のクロージング作品として2018年4月8日に公開。同年8月18日に高崎市にて先行公開され、8月25日より全国公開となった。

キャスト

  • 吉川美紀:佐藤玲
  • 阿部優斗:萩原利久
  • 大塚寛子:岡野真也
  • 関谷直樹:中島広稀
  • 河合康太:三河悠冴
  • 君島和樹:奥野瑛太
  • 吉川正晴:渋川清彦
  • 中古車販売所社長:川瀬陽太
  • 松本礼奈:佐藤優津季
  • 内田香澄:冨手麻妙
  • 近藤太一:狩野健斗
  • 小林浩二:山元駿
  • カフェバー店長:JOY

スタッフ

ノベライズ

『高崎グラフィティ。』メディアワークス文庫

  • 著者:古宮九時
  • 2018年7月25日発売、ISBN 978-4-04-893935-5

脚注

外部リンク

  • 公式ウェブサイト

映画『高崎グラフィティ。』 on Twitter

映画「高崎グラフィティ。」のレポート漫画的なものです。FUJIWARAの.. 長谷川和志 さんのマンガ ツイコミ(仮)

Takasaki Film Commission on Twitter

高崎グラフィティ。(2018) 映画予告編 YouTube

高崎グラフィティ。 特集 【映画業界を目指すなら超必見】本作はきっと“夢への指標”になる――第1回《未完成映画予告編大賞》グランプリに輝いた