大在村(おおざいむら)は、かつて大分県北海部郡にあった村である。
1963年3月10日、大分市、鶴崎市、大分郡大分町、大南町、北海部郡坂ノ市町と合併(新設合併)し、新たに大分市となった。
旧大在村は合併後の大分市を構成した6市町村のなかで唯一の村であった。合併後は大在地区と呼ばれ、大分市役所の支所として大在支所が置かれている。
歴史
古代には海部郡佐尉郷の一部であった。中世に大佐井郷、小佐井郷に分かれ、後に大佐井を大在と表記するようになった。なお、小佐井の地名は坂ノ市地区に残っている。
行政区域の変遷
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、西大在(にしおおざい)村、東大在(ひがしおおざい)村が発足する。
- 1907年(明治40年)6月1日 - 西大在村と東大在村が合併(新設合併)し、大在村となる。
- 1963年(昭和38年)3月10日 - 大分市、鶴崎市、大南町、大在村、坂ノ市町と合併(新設合併)し、新たに大分市となる。
公共施設
- 大在郵便局 - 1922年(大正11年)7月1日設置。ただし郵便物の集配事務は坂ノ市郵便局が引き続き担当し、大在郵便局での集配開始は1926年(大正15年)3月21日。1924年(大正13年)1月6日より電信及び電話通話事務を開始。
- 二豊荘(県営結核療養施設) - 1939年(昭和14年)2月1日開設。1947年4月1日に国立療養所へ移管。
交通
鉄道
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 日豊本線:大在駅
関連項目
- 大分県の廃止市町村一覧
脚注




