テヘラン方言(波:لهجه تهرانی, lahje-ye tehrānī)は、ペルシア語の方言のひとつで、ペルシア語の口語としてイランでもっとも有力なものである。イランの文語である標準ペルシア語と比べ、二重母音が融合して長単母音化する等の差異がある。なお、古テヘラン方言とは別のものである。

発音の特徴

標準ペルシア語の発音と比べ、テヘラン方言の発音には以下のような特徴がある。

  • 単語末にある「ان」[ɒːn]、「انه」、一部の「ام」[ɒːm]の長母音「ا」[ɒː]が、多くの場合「و」[uː]になる。
  • 「اؚ」[e]がしばしば「ی」[i]と発音される。
  • 単語の最後の子音がしばしば脱落する。
  • 定目的格を表す「را」[rɒː]が「رو」[roː]または[oː]([iː]の後では[joː])と発音される。

思いがけず、テヘラン暮らし。【イランとヒジャブとわたし vol.1】:telling,(テリング)

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